水道水のカルキで配管が詰まる可能性

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水道水に含まれているカルキ。これが原因でシャワーのヘッド部分が目詰まりしてしまうという話を、聞いたことがあるでしょうか。他にも排水溝周りやスチームアイロン、浄水器のタンクなどに、カルキが残っているということがあります。つまりカルキは固形、もしくは粉状になってそこに残る、留まるということであり、これによって配管が詰まる可能性があるのではないかということです。残留物が発生する以上、それが原因で詰まってしまう可能性は0ではないわけで、十分考えられることですよね。

しかし、逆に考えてみると、どこの家庭でも等しく必ず使われている水道水に含まれるカルキが、本当に詰まりを発生させる原因になり得るのでしょうか。もしそれが起こるのであれば、欠陥があると言われても仕方のないようなことになってきます。それに、カルキが残ってしまうのはあくまで限定的な要因によってです。コップに水を溜めておいても、コップの底面に明らかに「これはカルキだ」とわかるような残留物は発生しませんよね。カルキ抜きと呼ばれる手法もある通り、水に含まれるカルキは放置していることで抜けるものでもあります。これらの理由から、カルキによって配管が詰まることはない、という考え方もできるわけです。

とはいえ、カルキが残った状態になることも、前述の通り0ではありません。こういった部分も含めて考えると、定期的にクエン酸などである程度の掃除、メンテナンスは行ったほうがよさそうです。配管が詰まるとまではいかないとしても、表面に残ったカルキが他のトラブルを引き起こさないとは言い切れませんし、見た目的にも精神的にも、残ったカルキの掃除は時折行うようにすることをお勧めします。